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【2022年版】3泊以上のソロツーリングでおすすめできるテント4選 ~テントを選ぶときのポイントも解説します~

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ゴールデンウイークや夏休み、シルバーウイークなどの長期の休みを利用して少し長めのキャンプツーリングを考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

北海道や東北、四国や九州を時間をかけてソロツーリングをしてみたいと思っている方もいるでしょう。

そんな時に悩んでしまうのがどのようなテントを選んだらいいのかではないでしょうか?

予算のことを考えると安いテントがいいけど、少し長めのキャンプだと使い勝手や耐久性がちょっと心配。

キャンプツーリング歴30年以上。最長で北海道を1か月以上。1週間程度のキャンプツーリングは数知れず。

そんなわたしが、ちょっと長めの、具体的には3泊以上のソロツーリングで最適なテントを選ぶときのポイントと、おすすめできるテントを4つほどご紹介させていただきます。

ソロツーリング用テントを選ぶ4つのポイント

ソロツーリング用テントを選ぶとき、特に3泊以上のツーリングを計画しているのであれば次の4つのポイントが非常に重要です。

  • 暑さ寒さより雨に注意
  • 設置と撤収のしやすさ
  • 軽さと収納時のコンパクトさ
  • 1人用より2人用

では、この4つのポイントを詳しく解説していきましょ。

暑さ寒さより雨に注意

ご存じの通り、日本には四季が存在します。

夏は暑く、冬は寒くなります。

そのためテントに暑さや寒さの対策を求めがちになります。

しかし、そのような対策は一切無駄です。

夏の暑さ対策として通気性の良いメッシュの多いテントを選んだとしても、暑いものはなにをどうやっても暑いのです。

暑さをしのぐには涼しいところへ行くしかありません。

冬の寒さ対策としてアウターテント(フライシート)とインナーテントの2重構造のテントがいいと言われていますが、わたしから言わせるとそんなの全く関係ないです。

寒さをしのぐにテントではなく別の方法で工夫するしかありません。

また、冬だと雪の心配をするかもいるかも知れません。

でも、よく考えてください。雪が積もりそうな所へわざわざバイクでキャンプをしに行きますか?

ごく一部の方はいるとは思います。思いますが、一般的に、雪が積もるところへはバイクでわざわざ行かないでしょう。

ですので、キャンプツーリング用のテントでは雪のことを気にする必要は無いと考えています。

それよりも気にしなければならないのが””です。

日本は四季の国であると同時に雨の国でもあります。

経験上、3泊以上のキャンプツーリングだと、そのうちの1日は雨が降ると思っています。

雨が降るとテントの雨漏りも気にしなければなりませんし、テントの底からの浸水も気にしなければなりません。

Amazonで購入できる激安のテントでも数時間の雨ならおそらくしのげるでしょう。

でも、これが一晩続くような雨だとしたら。

ほんの数十分だとしても、ゲリラ豪雨だったら。

その時に激安テントで雨をしのげるかは疑問が残ります。

また、雨が降った時にはテントに前室があると非常に便利です。

雨が降った時はこの前室にテントの中には入れたくない濡れてしまったブーツを置くことが出来ます。

また、この前室で雨をしのぎながらコンロを使ってコーヒーを入れたり料理をすることも出来ます。

以上のことからキャンプツーリング用のテントを選ぶときの1つ目のポイントとしました。

設置と撤収のしやすさ

キャンプツーリングはその名の通り、キャンプをしながら各地を回るツーリングスタイルです。

キャンプをする理由は、キャンプが好きだからといったことももちろんあるでしょう。

しかし、多くの場合、ツーリングの費用を安く抑えたい、その時の気分で宿泊地を決めたい、人と関わらず静かに過ごしたい。そんな理由ではないでしょうか。

そのような理由であれば、キャンプは出来るだけシンプルなスタイルで、テントの設営や撤収を出来るだけ短時間で終わらせたいと思うようになってきます。

そのため、ツーリング用のテントを選ぶときのポイントの一つに設営や撤収のしやすさが上がってくるのです。

設営や撤収のしやすさからテントを選ぶとなると、ドーム型の一択となります。

モンベルより

ドーム型のテントであれば、慣れてしまえば10分もあれば十分設置することが出来ます。

テントを設営するときはいつも体力が十分あって天候の良い時とは限りません。

バイクで走り過ぎてへとへとの時もあれば、雨が降っているときもあります。

そんな時にテントの設営だけで30分もかかるとしたら想像するだけでうんざりしてしまいます。

それにドーム型のテントは撤収も割と簡単で、慣れてしまえば20分もあればたたむことができます。

最近ではツーリング用のワンポールテントも販売されています。

DODより

ワンポールテントの最大の弱点は、ペグを打たなければテントとして成り立たないことです。

一方、ドーム型のテントは自立できるので、地面の硬すぎや逆に柔らかすぎなどの何らかの理由でペグが使えなかったとしてもテントとして使うことが出来ます。

宿泊地の状況がしっかり把握できているのであればワンポールテントを選択してもいいでしょう。

しかし、自由気ままに、その時の気分で宿泊地を決めるようなキャンプツーリングをするのであれば、迷わずドーム型のテントを選ぶべきです。

軽さと収納時のコンパクトさ

車で行くキャンプとキャンプツーリングで大きく違うのが、持っていくことが出来る荷物の量です。

いろいろな大きさのバイクが存在しますが、所詮バイクです。

バイクに積める荷物の量と重さの限界は車と比べるとたかが知れています。

そのため、ツーリングに持っていく荷物は出来るだけコンパクトで軽いものを選ばざるを得なくなります。

もちろんテントもそうで、出来るだけ軽く、収納時は出来るだけコンパクトになるものを選ぶべきです。

1人用より2人用

キャンプツーリングの場合、多くの方はソロでの行くことが多いのではないでしょうか。

その場合であっても、テントは基本的には2人用を選ぶべきです。

バイクに積んでいる荷物が全くないのなら1人用で問題なのですが、バイクでのキャンプツーリングの場合、それなりに荷物があります。

ヘルメットに荷物を入れているバック、脱いだウエアー。雨が降ってきたら外に出していたテーブルやいすをテントの中に・・・。

それらの荷物を並べると、人が寝ころんだ時に近いくらいの面積になってしまいます。

大学生の時(今から30年位前?)、わたしはダンロップの1人用のテントを使っていました。

今は廃番となってしまいましたが、モンベルのムーンライト1型と同じような形で、サイズはダンロップのほうが少し大きかったと記憶しています。

ムーンライト1型

そのテントの足元(入口から奥の方)はマットの幅しかないので、荷物を置く場所は入口の両脇にほんの少ししかありませんでした。

そのため、テントの中に荷物をいれるとマット一枚分のスペースを確保するのがやっとで、寝返りを打つと荷物にあたるといった始末でした。

ですので、テントの中で快適に過ごす、ってことにはちょっと遠い感じでした。

今はダンロップのVS-20という2人用のテントを使っていますが、劇的に室内が広くなり、ツーリングバックから出した荷物をいちいち片付けなくても寝るスペースを十分確保できるほどです。

VS-20

ただし、2人用でデメリットがないわけではありません。

主なデメリットは次の3つ。

  • テントをたたむときにちょっと手間がかかる。
  • 収納サイズが1人用と比べて大きくなる。
  • 1人用と比べて重くなる。

確かに2人用を選んでしまうとデメリットもありますが、室内が広く体を伸ばしてゆっくり休めることのメリットは非常に大きいものです。

とくに、ツーリングで疲れた体を休めるには。

ですので、よほどの理由が無い限り、まずは2人用のテントを検討するべきです。

おすすめソロツーリング用テント4選

それでは、上で説明したキャンプツーリング用テントを選ぶ4つのポイントを基に、3泊以上のツーリングに行くときにおすすめ出来るテントをご紹介します。

ラフ&ロード ラフツーリングテント

ラフ&ロード ラフツーリングテント

  • 室内寸法 約310x220x110(h)cm
  • 収納時寸法 50x14x13cm
  • 重量 2.9kg(幕体2.2kg、ポール他0.7kg)
  • 定価  21,780円(税込み)

ラフアンドロードから2022年に発売されたツーリング用テントです。

ラフ&ロードは老舗のバイク用品メーカーで、特にツーリング用品が多く、わたしがキャンプツーリングを始めた30年ほど前はキャンプツーリング用品で欲しものがあれば、まず最初にラフ&ロードの商品から探し始めていました。

2022年のツーリング用テントの中で最もコストパフォーマンスが高いと思っています。

 モンベル ムーンライトテント 2型

モンベル ムーンライトテント 2型

  • 室内寸法 150×220×110(h)cm
  • 収納時寸法 本体 φ17x 35cm ポール φ11x 44cm
  • 重量 2.39Kg
  • 定価 37,800円(税抜き)

わたしがキャンプツーリングを始めた30年ほど前から存在するモンベルを代表する超ロングセラーモデルです。

設営のしやすさと耐久性は超一級品です。

わたしの友人がムーンライト1型を使ってトータルで何十泊(ひょっとしたら100泊越え?)しましたが、その間トラブルは一切ありませんでした。

ダンロップ(HCS) VS-22

ダンロップ(HCS) VS-22

  • 室内寸法 205 × 120 × 100(h)cm
  • 収納時寸法 本体 φ15 x 25cm ポール φ9.5x 43cm
  • 重量 1.87Kg
  • 定価 39,000円(税抜き)

山岳用テントなのですべてがハイクオリティーで長期の使用に耐えられます。

今回ご紹介する中で最軽量。

わたしは一つ前のモデルを愛用していることもあり、今回最もおすすめするテントです。

北海道、四国、九州などを長期間回るのであれば、このテントは最適です。

コールマン ツーリングドーム/LX

コールマン ツーリングドーム/LX

  • 室内寸法 約210×180×110(h)cm
  • 収納時寸法 φ21 x 49cm
  • 重量 約5.2Kg
  • 定価 19,800円(税込み)

キャンプツーリングの入門用と言っていいでしょう。

とは言え、老舗キャンピング用品メーカーコールマンが作るテントです。Amazonで販売されてる激安テントとは比べ物にならないほど品質は高いでしょう。

今回ご紹介する中で最も安い価格設定となっていますが、その代わりに重さは最も重くなります。

6,000円ほど追加するとラフ&ロード ラフツーリングテントに手が届いてしまうのが悩みどころです。

まとめ

1泊程度で、数回しか使う予定のないテントであれば激安テントで十分でしょう。

しかし、少し長め、数年にわたって使う予定のテントであればそれなりの物を購入すべきでしょう。

キャンプツーリング中のトラブルでバイクの故障の次に困ってしまうのがテントのトラブルです。

キャンプ中の雨で雨漏りや水没。ちょっとした風でテントのポールが曲がってしまっては困りものです。

そんなことにならないよう、ある程度しっかりしたテントを選ぶべきだと思っています。

また、モンベルやダンロップのテントであれば壊れたときに修理をしてもらえます。

修理しながら使えるのであれば、購入金額は高くても、長い間使うことを前提とすれば結果としてさほど高い買い物とは言えないのではないでしょうか?

では、みなさんの参考になれば嬉しいです。

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