キャンプツーリング(バイクでキャンプ)に行きたいけど道具は何から揃えたららいいか分からない、といった方も多いのではないでしょうか?
初めてのキャンプツーリングで最初にそろえてもらいたい道具は次の4つ。
- テント
- シュラフ
- マット
- ライティング(ランタン、ヘッドランプ)
そして、これら4つの道具を入れるためにシートバッグをそろえることをお勧めします。
では、これら4つの道具とシートバッグを選ぶときのポイントと具体的にどの商品がお勧めかをキャンプツーリング歴30年、北海道から四国、九州までキャンプツーリングで回ったことのあるわたしがお伝えしたいと思います。
最初にそろえたい4つの道具
キャンプツーリング、車、自転車、バックパック(徒歩やバス、電車)とスタイルはそれぞれですが、その全てのスタイルで共通して最初にそろえたい道具は次の4つ。
- テント
- シュラフ
- マット
- ライティング(ランタン、ヘッドランプ)
そしてこの4つの道具を選ぶときのポイントは3つ。
- 機能
- 収納時の大きさ
- 重さ
キャンプ道具に機能を求めるのはどんなスタイルであっても同じでしょう。
しかし、車で行くキャンプとキャンプツーリングで大きく違うのが持っていくことが出来る荷物の量です。
簡単に想像がつくと思いますが、バイクは車と比べると持って行くことが出来る荷物の量はかなり限られます。
そのため、テントやシュラフ、マットやライティングを持って行くにしても機能を落とさない範囲で収納時は出来るだけ小さくなるものを選ぶことが重要になります。
また、それらの道具の重さも重要で、特に原付やクロスカブなどの非力なバイクに重たい道具を積んでしまうと坂道を上るときなどに苦労してしまうでしょう。
原付やクロスカブに限らず、バイクの重量にキャンプ道具の重さがプラスされるので、特に重量級のバイクは機動性や取り回しが悪くなってしまいます。
わたしはBMWのR1250GSに乗っていますが、このバイクにキャンプ道具を積むとおそらく300㎏ほどになってしまいます。
この重さになってくると、前下がりの駐車場にバイクを止め、いざ出ようとしてもバックするのが大変でなかなか出発することが出来ません。
荷物を積んでいないときは何とも思わないような駐車場が、キャンプ道具を積んだだけで魔の駐車場になってしまうのです。
では、最初にそろえたい4つの道具について、バイクでのキャンプを想定し、収納時の大きさや重さについてはもちろん、求める機能の中で特にポイントとなるところを解説していきたいと思います。
テント
ツーリングキャンプ用テントに求める機能の中で特に求めるポイントは次の通り。
- 室内寸法
- 設営・撤収のしやすさ
室内寸法
室内寸法は大人2人が寝ることが出来るテントを基準にしましょう。
大人2人が寝ることが出来る寸法はおおむね幅120㎝、長さ200㎝です。
キャンプツーリングの場合、持って行った荷物は基本的にテントの中で保管することになります。
テントの中に荷物を入れるにもかかわらず1人用のテントを選んでしまうと、寝るときに非常に窮屈な思いをしてしまいます。
積載スペースや重量の関係でやむなく1人用を選ばざるを得ない場合以外は、2人用を選ぶべきです。
北海道を1か月ほどかけて回った学生の時は1人用のテント使い、荷物の隙間で寝ている状態でしたが、2人用のテントを使い始めたときは気にせず寝返りが打てることに感動を覚えました。
もちろん、積載スペースや重量に余裕があるのであれば3人以上のテントを選んでも良いのですが、ソロでのキャンプの場合はテントが大きくなった分、設営や撤収に苦労することとなるでしょう。
そのため、2人用のテントを基準にしましょう。
設営・撤収のしやすさ
設営・撤収がしやすいドーム型のテントを基準に選びましょう。
ドーム型のテントは構造が単純で、ポールの数は2~3本と少ないので設営・撤収が簡単なのが特徴です。
キャンプツーリングの場合は、ツーリングを楽しんだあとの多少体に疲れがたまっている状態でキャンプの準備をしなければならないので、テントの設営は極力簡単な方が良いことに間違いはありません。
また、雨の中でテントを設営しなければならなくなった時のことを想定しても、簡単に設営できるテントの方が良いことは想像しやすいでしょう。
もちろん、撤収もそうです。
場合によっては設営より撤収の方が時間がかかってしまいます。
そのため、テントは設営・撤収が容易なドーム型を基準にしましょう。
初めてのキャンプツーリングでお勧めできるテント
”ツーリング用”と謳ってあるテントはおおむねキャンプツーリングに勧め出来そうです。
また、登山用のテントの中でもキャンプツーリングにお勧め出来るものがありますので、上で解説した条件に合う6つのテントをご紹介しましょう。
コールマン ツーリングドーム/ST
- 室内寸法 約210×120×100(h)cm
- 収納時寸法 約φ19 x 49cm
- 重量 4Kg
- 定価 16,800円(税込み)
1人用ですが、室内寸法が広めなのでお勧めとしました。
重量が4kgと重たい点に注意してください。
コールマン ツーリングドーム/LX
- 室内寸法 約210×180×110(h)cm
- 収納時寸法 φ21 x 49cm
- 重量 約5.2Kg
- 定価 19,800円(税込み)
ツーリングドーム/STよりさらに重量が増えますので、注意してください。
デイトナ ツーリングテント
- 室内寸法 不明(2~3人用)
- 収納時寸法 19 x 19 × 52cm
- 重量 約3.9Kg
- 定価 46,200円(税込み)
値段との折り合いが付けば、前室が大きい事もあり有力候補の一つになるでしょう。
DOD ライダーズワンタッチテント
- 室内寸法 225 × 145 × (h)110cm
- 収納時寸法 20 x 20 × 62cm
- 重量 約4.3Kg
- 定価 オープンプライス
紐を引くだけで簡単に設営できるシステムを採用。
重量が許容できれば、設営は出来るだけ簡単なものを望む人にお勧めでしょう。
ダンロップ(HCS) VS-22
- 室内寸法 205 × 120 × 100(h)cm
- 収納時寸法 本体 φ15 x 25cm ポール φ9.5x 43cm
- 重量 1.87Kg
- 定価 39,000円(税抜き)
山岳用テントなのですべてがハイクオリティーで長期の使用に耐えられます。
今回ご紹介する中で最軽量
わたしは一つ前のモデルを愛用しています
モンベル ムーンライトテント 2型
- 室内寸法 150×220×110(h)cm
- 収納時寸法 本体 φ17x 35cm ポール φ11x 44cm
- 重量 2.39Kg
- 定価 37,800円(税抜き)
わたしがキャンプツーリングを始めた30年ほど前から存在するモンベルを代表する超ロングセラーモデルです。
設営のしやすさと耐久性は超一級品です。

シュラフ
キャンプツーリングでシュラフに求める機能の中で特に求めるポイントは次の通り。
- 取り扱いやすさ
- 寝心地
取り扱いやすさ
シュラフの中に使われる素材には羽毛と化学性があります。
それぞれの素材の特徴は次の通り。
- 羽毛・・・軽い、コンパクトになる、水濡れに弱い、高額
- 化学繊維・・・重くなりがち、大きくなりがち、水濡れにはある程度強い、リーズナブル
羽毛は水に濡れてしまうと保温力が下がってしまうのが最大の弱点です。
もちろん化学繊維も濡れると保温力は下がりますが、羽毛ほどではありません。
シュラフが水に濡れてしまう状況は雨の他に結露があります。
秋~冬~春はテント内壁が結露が付きやすく、テント内壁にくっついて寝てしまうとシュラフは濡れてしまいます。
また、特に冬に起こりがちですが、シュラフの中に顔を突っ込んでしまうと自分が吐いた息でシュラフ内に結露を起こして濡れてしまうことがあります。
そのため、シュラフの大きさと重さが許容できるのであれば、キャンプツーリングでは化学繊維のシュラフの方がお勧めでしょう。
また、化学繊維のシュラフであれば洗濯機で洗濯、乾燥が出来るものが多いので、そういった点でも取り扱いが簡単と言えるでしょう。
寝心地
シュラフの形は大きくマミー型と封筒がとあります。


それぞれの特徴は次の通り。
- マミー型・・・体に密着しやすいので冬は暖かい
- 封筒型・・・寝心地が布団に近い
マミー型と封筒型は好みで選んでもらえばいいと思います。
ただし、冬や早春、晩秋にキャンプをするのであれば、体に密着しやすいマミー型の方が失敗はしにくいでしょう。
また、メーカーによって肌触りが大きく違ってきます。
肌触りだけは個人の好みによるところが大きいので、肌触りを気にされる方は実物に触れられることをお勧めします。
使用可能温度の目安
1年を通して1つのシュラフで過ごすことは不可能です。
少なくとも春~秋用と冬用は分ける必要があります。
わたしがシュラフを選ぶときに基準にしている使用可能温度の目安は次の通り。
- 春~秋用・・・1℃(モンベルだと#3)
- 冬用・・・-9℃(モンベルだと#1)
わたしはモンベルのシュラフの#3と#1の2つで1年を過ごしています。
もちろん、夏は暑いのでシュラフの中には入らず掛布団のような使い方をしていますし、冬はダウンジャケットなどを着てから寝ています。
初めてのキャンプツーリングでお勧め出来るシュラフ
コールマン コージーⅡ
- 春~秋用
- 化学繊維
- 使用時サイズ:約84×190cm
- 収納時サイズ:約φ23×40cm
- 重量:約1.6kg
コールマン コルネットストレッチⅡ
- 冬用
- 化学繊維
- 使用時サイズ:約205×67~84cm
- 収納時サイズ:約φ45×25cm
- 重量:約1.6kg
ロゴス ドミールシュラフ・2
- 春~秋用
- 化学繊維
- 使用時サイズ:190×80cm
- 収納サイズ:約φ28×42cm
- 重量:約1.9kg

ロゴス アリーバ・-6
- 冬用
- 化学繊維
- 使用時サイズ:220×80cm
- 収納サイズ:約φ27×42cm
- 重量:約2.1kg
モンベル シームレス ダウンハガー800 #3
- 春~秋用
- 羽毛
- 適応身長:183cm
- 収納サイズ:φ13×26cm
- 重量:555g

モンベル シームレス ダウンハガー800 #1
- 冬用
- 羽毛
- 適応身長:183cm
- 収納サイズ:φ16×32cm
- 重量:893g

イスカ アルファライト 300X
- 春~秋用
- 化学繊維
- 使用時サイズ:201×79cm
- 収納サイズ:約φ14×27cm
- 重量:640g
イスカ アルファライト 1000EX
- 冬用
- 化学繊維
- 使用時サイズ:211×84cm
- 収納サイズ:約φ25.5×40cm
- 重量:1.72kg

マット
キャンプツーリングでマットに求める機能の中で特に求めるポイントは次の通り。
- 地面の凸凹の吸収
- 断熱性
地面の凸凹の吸収
平のように見える地面でも、実際に横になってみると意外と凸凹しているものです。
十分な睡眠をとるには寝ているところはデコボコせず、ある程度柔らかい方が向いています。
そのため、凸凹を吸収し柔らかさを得るにはある程度の厚みがマットには必要になります。
断熱性
マットに求める機能の中で最も重要となるのが断熱性です。
特に冬場はマットの断熱性は非常に重要になってきます。
地面からの冷気は想像をはるかに超え、いくら高性能なシュラフを使っていてもマットの性能が低ければ何の意味もありません。
逆に言えば、マットの断熱性が良ければ少し性能の低いシュラフでも冬のキャンプで寒さに耐えることが出来てしまうのです。
初めてのキャンプツーリングでお勧めできるマット
マットには大きく次の3つの種類があります。
- ウレタンマット
- インフレータブルマット
- エアーマット
この3つの中で一番のお勧めはインフレータブルマットです。
インフレータブルマットはウレタンマットとエアーマットのあいの子と思ってもらってよく、地面の凸凹の吸収と断熱性に優れています。
ただし、高額となってしまうのが最大の弱点で、大きさも重さもウレタンマットに負けてしまうのも弱点です。
逆に一番お勧めしないのはエアーマットです。
エアーマットの中には非常にコンパクトになるものもありますが、コンパクトになるということは裏を返せば生地が薄く、ちょっとしたことでパンクしてしまうことも考えられます。
インフレータブルも空気を入れて膨らませますが、万が一パンクをしたとしても中にはウレタンが入っていますので完全につぶれて使いものにならない、といったことは避けることが出来ます。
サーマレスト Zライト
- ウレタン
- 使用時サイズ:183×51cm
- 厚さ:2㎝
- 収納サイズ:51×13×14cm
- 重量:410g
サーマレスト ラグジュアリーマップ
- インフレータブル
- 使用時サイズ:183×51cm
- 厚さ:7.6㎝
- 収納サイズ:φ16×53cm
- 重量:1480g
コールマン キャンパーインフレーターマット/シングルⅢ
- インフレータブル
- 使用時サイズ:195×53cm
- 厚さ:5㎝
- 収納サイズ:φ15×70cm
- 重量:約1800g
ライティング(ランタン、ヘッドランプ)
ライティングはランタンとヘッドランプの2つを用意しましょう。
ランタン1つで良さそうですが、ヘッドランプも用意することをお勧めします。
ヘッドランプを使うと両手が使えることと、顔を向けた方向を照らしてくれるのが非常に便利だからです。
夜、食器を洗ったりトイレに行くときに見たところが必ず照らされているのは、本当に便利です。
もし、ランタンとヘッドランプのどちらかしか持って行くことが出来なとなったら、わたしはヘッドランプを持って行きます。
またランタンは、吊るすことが出来るフックが付いている物がお勧めです。
テントには天井にランタンなどを吊るすためのループが取り付けられている物があり、そこにランタンを吊るしておけばテント内すべてに光が届くので。
キャンプツーリングにお勧め出来るランタン
モンベル コンパクトランタン ウォーム
- 重量:120g(210g) ※( )内は電池を含む重量です。
- サイズ:φ5.3×11.5cm(収納時)/φ5.3×19cm(使用時)
- 明るさ:10ルーメン(LOW)/95ルーメン(MID)/200ルーメン(HIGH)
- 点灯時間:350時間(LOW)/10時間(MID)/4時間(HIGH)
- 電池:単3形アルカリ乾電池4本

ジェントス EX-144D
- 重量:(約)156g(電池含む)
- サイズ(約):φ67.0×H120.0mm
- 明るさ(約):250ルーメン(Highモード時)/ 50ルーメン(Ecoモード時)
- 点灯時間(約):8時間(Highモード)/ 48時間(Ecoモード)/ 107時間(キャンドルモード)
- 電池:単4形アルカリ電池×4本
キャンプツーリングにお勧め出来るヘッドランプ
GENTOS GB-143D
- 明るさ(約):250ルーメン(Highモード時)/ 120ルーメン(Midモード時)/ 35ルーメン(Ecoモード時)/ 9ルーメン(サブ赤色LED点灯時)
- 輝度(約):2969カンデラ(Highモード時)/ 1466カンデラ(Midモード時)/ 455カンデラ(Ecoモード時)
- 使用電池:単4形アルカリ電池×3本
- 点灯時間(約):5時間(Highモード)/ 12時間(Midモード)/ 24時間(Ecoモード)/ 24時間(点滅)/ 19時間(サブ赤色LED点灯時)/ 48時間(サブ赤色LED点滅)
- 照射特性:照射角固定 ワイドビーム
- 照射距離(約):109m(最大時)
- 本体質量(約):106g(電池含む)
1つのバッグ
最初にそろえたい4つの道具をご紹介しましたが、それらの道具をバイクで運ぶには何らかの入れ物を用意しなければなりません。
入れ物となるのは一般的には次の3つでしょう。
- シートバッグ(トップケース)
- サイドバッグ(パニアケース)
- タンクバッグ
この3つの中かから1つもしくは複数を組み合わせて使うことがほとんどでしょう。
その中でもシートバッグは販売されている数が多く、使い勝手が一番いいため初めてのキャンプツーリングでは一番最初に購入の対象にすべきでしょう。
キャンプツーリングで使うシートバッグを選ぶときのポイントは次の2つ。
- バックに入れたい荷物の量+αの大きさ
- 底板が有り、荷物を入れてもバッグがたわまないもの
バッグに入れたい荷物の量+αの大きさ
今回ご紹介した4つの道具のうちマットはシートバッグの上に載せるとし、テント、シュラフ、ライティングをシートバッグに入れ、さらに着替え、バーナー、クッカー、テーブル、椅子までをシートバッグに入れようとすると、最低でも40L、出来れば50Lの容量は欲しいところです。
基本的にシートバッグは大は小を兼ねますが、だからと言って大きければいいという物でもありません。
原付のような小さなバイクに50Lもあるバッグを載せると、バイクのバランスが流石に悪くなってしまうでしょう。
その場合はシートバッグのサイズをあえて小さくし、前カゴの利用やリュックを兼用するなどの工夫が必要になってきます。
また、ツーリング中にお土産を買ったりキャンプ用の食材を買ったりすることも多いと思いますので、持っていく荷物+αが入るシートバッグをい選ぶこともポイントになります。
ちょっと話が脱線しますが、キャンプツーリングでバイクにいかに荷物を積むかは永遠のテーマです。
バイクの車種や排気量によってシートバッグやタンクバッグ、サイドバッグの大きさはある程度決まってきます。
そうすると持って行くことが出来る荷物全体の容積が決まってきますので、持って行きたい物の品数が増えるとそれぞれのサイズを小さくするしかなくなってきます。
例えばテントを2人用から1人用にしたり、2人用でも山岳用のコンパクトな物に変えたりシュラフを化学繊維の物から羽毛に変えたりといったことが必要になります。
持って行く品数を増やすメリット、それぞれのサイズを小さくすることのデメリット。
それらを考えながら道具を選ぶのは非常に難しく、また経験も必要です。
それにキャンプツーリングとひとくくりにしても、ツーリングやキャンプのスタイルは人それぞれです。
つまり、みんなが勧める道具が必ずしもあなたにベストな道具とは限らないのです。
その逆もしかりで。
しかし、そうやって道具を選ぶこともキャンプツーリングの楽しみの一つだと私は思っています。
底板が有り、荷物を入れてもバッグがたわまないもの
シートバッグの底は、底板がしっかりしたものを選びましょう。
そうしないと、シートバッグのシートやキャリアからはみ出た部分がたわんでしまい、不安定になってしまいます。
わたしがキャンプツーリングを始めた30年ほど前は、現在の様なシートバッグは存在していませんでした。
そのため、スポーツバッグを利用して荷物を運んでいたのですが、スポーツバッグを括り付けるキャリアが小さいとバッグがたわんでしまうので、バーベキュー用の網などを利用してキャリアの幅を広げる工夫をみんなしていました。
初めてのキャンプツーリングでお勧めできるシートバッグ
初めて買うキャンプツーリング用のシートバッグ、といった目線で3つほどご紹介します。
デイトナ CAMP SEAT BAG PRO <DH-744> 42~56L Lサイズ
イガヤ LONG TOURING SEAT BAG
- 容量:42~50L
- サイズ:H245×W600〜730×D350(mm)
タナックス(モトフィズ) フィールドシートバッグ
- 容量:39~59L
- サイズ:H310×W470〜670×D310(mm)
最初はレンタルでもいいかも
初めてのキャンプツーリングで最初にそろえたい4つの道具+1つのバッグをお伝えしてきました。
しかしテントにしろシュラフにしろマットにしろ、実際に使ってみないと分からない部分が多いのが事実です。
キャンプになれた人でも、使わず見ただけで性能や使い勝手を判断するのは困難なことです。
それが初心者であればなおさらでしょう。
また、キャンプツーリングも回数を重ねるうちにスタイルが変わってくるのが常です。
スタイルが変わるとそれまで使っていた道具が使いづらくなったり、場合によっては不要になったりしてしまいます。
そういった、買って失敗した!とならないためにキャンプ用品のレンタルサービスを利用するもの一つの方法でしょう。
しかし、キャンプギアのレンタルにもデメリットはあります。
- 購入するより割高になりがち
- キャンプ日程を早めに決めないと道具を借りることが出来ないときがある
- 希望する道具が必ずしもレンタルとしてあるわけではない
デメリットはあるにしろ、キャンプ初心者の方はいきなり道具を購入する前にレンタルを利用してみる価値はあると思います。
最近ではいろいろな特徴を出したレンタルサービスがありますので、買う前に一度お試しで使い、自分に合ったものだと思えばその時初めて購入するのは、非常に賢い方法だと思います。
わたしもキャンプ道具のレンタルに興味があったので調べたみたら、いろいろな特徴を出したレンタルサービスがあることが分かりました。
そこで、おもなレンタルサービスの特徴をまとめてみましたので、ご興味がある方は是非一度読んでみてください。
ご紹介している中から初めてのキャンプツーリングにピッタリなレンタルサービスはこの2つでしょう。
レンタルショップJust Timeの”デラックス 夏キャンプセット 1人用”はキャンプツーリングに必要最低限の装備がセットになっています。
hinataレンタルは季節ごとにソロキャンプセットが用意されているので、冬でも安心してキャンプが出来ます。
また、hinataレンタルは全国の提携キャンプ場にレンタルしたものを届けてもらえるので、シートバッグが無くてもキャンプツーリングが出来てしまうのも魅力です。
さらにホンダがキャンプ用品のレンタルサービスを始めています。
ただし注意していただきたいのは、キャンプ用品単体のレンタルサービスは無く、バイクのレンタルにオプションとしてキャンプ用品が借りられる、といった点です。
まとめ
それではまとめです。
最初にそろえたい4つの道具は次の通り。
- テント
- シュラフ
- マット
- ライティング(ランタン、ヘッドランプ)
テントは室内寸法と設営・撤収のしやすいものを選びましょう
室内寸法は大人が2人寝られるだけの寸法120cm×200㎝以上の物を選びましょう
設営・撤収がしやすいのはドーム型のテントです。
シュラフは取り扱いやすさと寝心地に注意して選びましょう。
化学繊維のシュラフを基本にし、大きさと重さがネックになるようであれば羽毛のシュラフを選びましょう。
シュラフによって肌触りが違いますので、気になる方は実物を触って確かめることをお勧めします。
マットは地面の凸凹の吸収と断熱性が重要です。
インフレータブルのマットがお勧めですが、予算、大きさ、重さがネックとなるのであればウレタンマットの中から選びましょう。
荷物を入れるバッグはシートバッグを一番最初に買うことをお勧めします。
シートバッグは40L以上の物、出来れば50L以上の物を選びましょう。
また、シートバッグの底は底板で補強されている物を選びましょう。
そして、ツーリングキャンプを始めたばかりのころはレンタルを利用してもいいでしょう。
始めたばかりのころはどの道具がいいのか分からないし、また、ツーリングキャンプのスタイルは徐々に変わってきます。
自分に合った道具かを確かめるためにも、また、使い勝手を確かめるためにもキャンプ道具のレンタルは良い選択となるでしょう。
キャンプツーリングで利用するなら次の2つがお勧めです。
では、みなさんの参考になれば嬉しいです。