mineoと楽天モバイルを併用することでスマホを月額1,265円(税込)で利用することができます。
ただしこれにはデータ通信速度が通常より遅い1.5Mbpsの中速通信に満足や我慢が出来れば、といった条件が付いてしまいます。
この1.5Mbpsの中速通信がネックとなってmineoと楽天モバイルの併用に二の足を踏んでいらっしゃる方も多いことでしょう。
しかし、そういった方に朗報です。
IIJmioが2022年4月1日からギガプランを値下げすることになりました。
このギガプランはドコモの高速通信(下り最大1288Mbps、上り最大131.3Mbps)を多くの場合でmineoから数百円のアップするだけで利用することが出来るようになります。
数百円の差であれば高速通信を利用したいと思っているのであれば、IIJmioは十分検討する価値があるはずです。
そこで今回はデータ通信専用として利用することを前提に、mineoとIIJmioを比べながらどちらがよりベターな選択となるかを解説したいと思います。
mineoとIIJmioの料金など
まずは、mineoとIIJmioの月額利用料金などを見て見ましょう。
mineo
mineo | |
1G(物理SIM) | 税込 880円 |
5G(物理SIM) | 税込 1,265円 |
10G(物理SIM) | 税込 1,705円 |
20G(物理SIM) | 税込 1,925円 |
使用回線 | ドコモ・au・ソフトバンク |
通信速度 (高速通信) | 下り最大1288Mbps 上り最大131.3Mbps |
通信速度 (低速通信) | 最大200kbps |
初期費用 | 税込 3,300円 |
SIMカード発行手数料 物理SIM | 税込 440円 |
容量変更時の 手数料 | 無料 |
解約手数料 | 無料 |
パケット放題Plus 385円/月(税込) ※10G以上には無料で付いてきます
IIJmio
IIJmio | |
2G(物理SIM/eSIM) | 税込 740円/440円 |
4G(物理SIM/eSIM) | 税込 900円/660円 |
8G(物理SIM/eSIM) | 税込 1,400円/1,100円 |
15G(物理SIM/eSIM) | 税込 1,730円/1,430円 |
20G(物理SIM/eSIM) | 税込 1,950円/1,650円 |
使用回線 | ドコモ |
通信速度 (高速通信) | 下り最大1288Mbps 上り最大131.3Mbps |
通信速度 (低速通信) | 最大300kbps |
初期費用 | 税込 3,300円 |
SIMカード発行手数料 物理SIM/eSIM | 税込 433.4円/220円 |
容量変更時の 手数料 | 無料 |
解約手数料 | ※ 無料 |
※ 最低利用期間(利用開始日の翌月末日まで)有
使用データ容量ごとの選び方
では実際にひと月で使用するデータ量を元に、mineoとIIJmioのどちらを選べばいいかを解説したいと思います。
もし可能であれば、数か月間のデータ使用量を調べておくことをお勧めします。
1G以下
もっともよい選択肢は
楽天モバイル
でしょう。
いきなりmineoとIIJmioではないキャリアを出してしまいました。
なぜかといいますと、楽天モバイルは1か月のデータ使用量が1Gまでは利用料金が0円だからです。
楽天モバイルは若干繋がりにくかったり通信速度が遅くなったりする場合がありますが、そもそも、ひと月のデータ使用量が1G以下の方はスマホなどの利用があまり無い方だと思います。
ですので、多少通信が繋がりにくかったり速度が遅くなってもそれほど支障が出ないのではないでしょうか?
もし多少の支障が出たとしても利用料が0円だと思えば、それなりに許容できる範囲ではないでしょうか?
1Gを超え4G以下
IIJmio
IIJmioは1Gを超え2以下と2Gを超え4G以下と2つの容量が用意されていますが、いずれもmineoより安い料金設定となっています。
4Gを超え5G以下
mineo
mineoの5Gまでの料金は1,265円/月(税込)だからです。
5Gを超え8G以下
IIJmio
IIJmioの8Gまでの料金は、物理SIMで1,400円/月(税込)、eSIMで1,100円/月(税込)。
ただし、eSIM未対応(物理SIMのみ)のスマホを利用している方で1Gを超えたときは1.5Mbpsの中速通信でも構わないといった方はmineoもアリ。
mineoは1G(880円/月)+パケット放題Plus(385円/月)の月額1,265円(税込)で利用できるからです。
8Gを超え10G以下
mineo
mineoの10Gまでの料金は1,705円/月。
ただし、eSIM対応のスマホを利用している方はIIJmioの15G(1,430円/月)
また少しでも安い方がいい(1.5Mbpsの中速通信でもいい)といった方はmineoの次の2つから選択するのもアリ。
- 1G(880円/月)+パケット放題Plus(385円/月)=月額1,265円(税込)
- 5G(1,265円/月)+パケット放題Plus(385円/月)=月額1,650円(税込)
10Gを超え15G以下
IIJmio
IIJmioの15Gまでの料金は、物理SIMで1,730円/月(税込)、eSIMで1,430円/月(税込)。
ただし、少しでも安い方がいい(1.5Mbpsの中速通信でもいい)といった方はmineoの
- 1G(880円/月)+パケット放題Plus(385円/月)=月額1,265円(税込)
もアリ。
また、eSIM未対応(物理SIMのみ)のスマホを利用している方で少しでも安い方がいい(1.5Mbpsの中速通信でもいい)といった方はさらにmineoの
- 5G(1,265円/月)+パケット放題Plus(385円/月)=月額1,650円(税込)
- 10G(1,705円/月)+パケット放題Plus(無料)=月額1,705円(税込)
もアリ。
15Gを超え20G以下
mineo
mineoの20Gまでの料金は1,935円/月。
ただし、eSIM対応のスマホを利用している方はIIJmioの20G(1,650円/月)
また、少しでも安い方がいい(1.5Mbpsの中速通信でもいい)といった方はmineoの
- 1G(880円/月)+パケット放題Plus(385円/月)=月額1,265円(税込)
もアリ。
また、eSIM未対応(物理SIMのみ)のスマホを利用している方で少しでも安い方がいい(1.5Mbpsの中速通信でもいい)といった方はさらにmineoの次の二つもアリ。
- 5G(1,265円/月)+パケット放題Plus(385円/月)=月額1,650円(税込)
- 10G(1,705円/月)+パケット放題Plus(無料)=月額1,705円(税込)
まとめ
いかがだったでしょうか?
ご自身に合うのがmineoとIIJmioのどちらか分ったでしょうか?
もっとも悩ましいのが月によって10Gを超えたり超えなかったりする、ひと月当たり8~12Gくらのデータ通信量の方だと思います。
この場合、最も無難な選択はIIJmioの15G(物理SIMで1,730円/月(税込)、eSIMで1,430円/月(税込))でしょう。
ただ、使っても12G程度であればmineoの10G(1,705円/月(税込))にしてギガを超えたところは中速通信で凌ぐといった選択肢も有ります。
しかし、スマホがeSIM対応であればmineoの10GではなくIIJmioの15G(eSIMで1,430円/月(税込))を選択すべきでしょう。
しかもmineoの
- 1G(880円/月)+パケット放題Plus(385円/月)=月額1,265円(税込)
と比べてもその差は165円しかないので、常に高速通信が使えることを考えれば十分納得できる金額差だと思います。
ご覧の通り、スマホがeSIM対応だと選択肢が広がります。
それに物理SIMだとインターネットで手続きをしてもSIMが手元に届くまで数日かかってしまいますが、eSIMだと手続きが済めば直ぐに利用を開始することができてしまいます。
もし物理SIMにしか対応していない古いスマホを使っているのであれば、この際買い替えてしまうのもいいかもしれませんね。
その時、古いスマホは大事に残しておくのではなく下取りに出してしまうのが合理的だと思います。

では、みなさんの参考になれば嬉しいです。