無信仰、無宗教です。わたし。
初詣もクリスマスもお盆も、わたしにとってはイベントで、それ以上でも以下でもありません。
そんなわたしですが、ここの所心がへこむことが続いてしまったので、これ以上悪いことが続かないようにと、穢れ祓いに玄関とその他に盛り塩をすることにしました。
盛り塩とは
少し調べてみたところ、盛り塩には商家の「招客」と、「穢れ祓い」の2つの意味があるようです。
平安時代、家の戸口に塩を盛ることで塩が好物の牛の足を止めて、牛車に乗った高貴な方を自宅に招き入れることが叶うと言われていて、これがもとで「招客」のために盛り塩をする風習が生まれました。
また、「穢れ祓い」としての盛り塩は、盛り塩によって住まいに結界を張り、住まいを聖域とするために用いられます。
わたしが盛り塩をする目的は、「穢れ祓い」をするためですね。

形
盛り塩の形についても少し調べてみました。
わたしは勝手に、盛り塩は円錐形か八角錐形だと思っていたのですが、本来、形にはあまり意味がないようですね。
見た目をよくするために皿の上にうずたかく盛ってるだけのようです。
とは言え、何事にも形から入るわたし。盛り塩用の小さなお皿も欲しかったので、盛り塩成型機とお皿のセットをAmazonで購入してしまいました。
設置場所
わたしが盛り塩をする目的は、結界を張って「穢れ祓い」をするためです。
ですので、出入り口である玄関に2つで1組。
※「招客」としての盛り塩であれば、出入り口に1つでいいようです。
それと、家の中で特に穢れが溜まりやすい場所と言われるトイレ。
玄関の内側に置いた盛り塩。これで結界が張れ家の中が聖域となったなと思った瞬間、その結界を破るものが出てきました。
それは、わが家のニャオン。
初めて見る盛り塩に興味津々。鼻でクンクン匂い盛り塩を崩し、手でチョイチョイをして玄関から移動させてしまいます。
結界を破る魔物は、既に家の中深くに住み着いていたようです。
最後に
無信仰、無宗教のわたしですが、こうして盛り塩をすることで積もった憂いを落とし、心穏やかに暮らせるのであれば、それはそれで充分意味のある行為なのでは、と思ったりするのです。
では。