10年ほど前から使っているペット用ブラシのファーミネーター(FURmimator)を買い替えました。
わたしの家には過去最大で6匹、現在は2匹の猫を飼っていて、1日おきにファーミネーターでブラッシングをしています。
そのファーミネーターですが、たまたま立ち寄ったペットショップで見かけたものは、わたしが使っている物とは形が若干変わっていました。
どうやら、2021年3月にモデルチェンジをしていたようです。
わたしが使っているファーミネーターは10年ほど使っており、見た目も多少傷んでいるのと、見た目ではわかりませんが、歯もおそらく傷んでいるだろうと思い買い替えました。
すると、旧モデルと比べるとより短時間で快適にブラッシングが出来るようになり、さらには、ネコが毛玉を吐く回数が減ったように感じました。
そこで今回は、以下について詳しくお伝えしたいと思います。
- ファーミネーターの新・旧の違い
- ニューモデルの使い心地
- ニューモデルへ買い替えをお勧めする方
- 偽物との見分け方
新型ファーミネーターは3箇所が大きく進化
今回わたしが買い替えたファーミネーターは小型猫 S 短毛種用です。
ネコ用のファーミネーターは全部で4種類販売されていて、
- 小型猫 S 短毛種用: 体重が約4.5㎏未満 毛の長さが5㎝未満
- 小型猫 S 長毛種用 : 体重が約4.5㎏未満 毛の長さが5㎝以上
- 中・大型猫用 L 短毛種用 : 体重が4.5㎏以上 毛の長さが5㎝未満
- 中・大型猫用 L 長毛種用 : 体重が4.5㎏以上 毛の長さが5㎝以上
となります。
ちなみに犬用は、
- 超小型犬 XS 短毛種用 : 体重が4.5㎏未満 毛の長さが5㎝未満
- 超小型犬 XS 長毛種用 : 体重が4.5㎏未満 毛の長さが5㎝以上
- 小型犬 S 短毛種用 : 体重が4.5~9㎏未満 毛の長さが5㎝未満
- 小型犬 S 長毛種用 : 体重が4.5~9㎏未満 毛の長さが5㎝以上
- 中型犬 M 短毛種用 : 体重が9~23㎏未満 毛の長さが5㎝未満
- 中型犬 M 長毛種用 : 体重が9~23㎏未満 毛の長さが5㎝以上
- 大型犬 L 短毛種用 : 体重が23~41㎏ 毛の長さが5㎝未満
となっています。
では、新旧の違いについてお伝えしましょう。
まずは、グリップの違いです。
色と滑り止めの施し方が違いますが、基本的な形は同じ。また、材質も同じように感じます。
大きく違うのが歯の形です。
ニューモデルのファーミネーターは、歯の両側がプラスチックでおおわれている(エッジガード付)のがすぐわかると思います。
これは、金属の歯の角がペットの体に直接当たるのを防ぐためでしょう。
また、歯の全体の幅は、新しい物の方が若干狭くなっていますが、1本1本の歯の大きさは新しい物の方が大きく、また、長くなっています。
そして、新しいファーミネーターは、歯の中央部分が若干へこんだアーチを描いているのが一番の特徴でしょう。
新型ファーミネーターの使い心地
新しいファーミネーターを使ってみて、まず感じたことは、滑りがいい、です。
今まで使っていたものは、ブラッシング中に若干引っかかることがあったのですが、新しいファーミネーターは引っ掛かることがまずありません。
それに、初めてファーミネーターを使う方が感じる、毛がいつまでも抜けるのでブラッシングを辞めるタイミングが分からない、といった感覚を久しぶりに味わいました。
このように感じたのは恐らく、10年ほど使って歯が傷んでいたのが原因でしょう。
包丁でもそうですよね。長い間使い続けていると刃がダメになって切れ味が悪くなってしまいます。
ファーミネーターの歯も包丁などの刃物と同じで、使い続けていると歯の角が傷んで使い心地や毛の抜け具合が悪くなってしまうのでしょう。
また、新しいファーミネーターの歯の形状がバージョンアップされたことも、刃の滑りが良くなったり毛の抜け具合が良くなったことに関係していると思います。
さらに、新型ファーミネーターは、刃の横にプラスチックのエッジガードが新たに取り付けられました。
以前のモデルであれば、ブラッシング中にネコが動くとファーミネーターの歯の角が皮膚に食い込まないように気を使っていましたが、このユーモデルになってからは、ネコが動いてしまっても安心して使うことが出来るようになりました。
ですので、ニューモデルのファーミネーターに買い替えてわたしは大正解だったと思っています。
また、ファーミネーターもある程度の期間使ったら、ネコたちのためにも買い替えてあげる必要があるとも思いました。
ただ、ほかのブラシと比べるとお値段がちょっと高いのが難点ではありますが。
新型ファーミネーターへの買い替えをおすすめする方
買い替えをお勧めする方は次の通りです。
- 長年ファーミネーターを使い続けている方
- ねこの肌へのダメージをより押さえたい方
長年ファーミネーターを使い続けている方
ファーミネーターを長年使い続けていると、歯が傷んでしまいます。
傷みの進行速度が非常に遅いためなかなか気が付きませんが、長年使っていると確実に傷んでいます。
ではどのくらいの期間使ったら買い替えるべきかというと、これは一概には言えないでしょう。
使う頻度やペットの毛の質、ペットの大きさによって大きく変わってしまうからです。
もし、おおざっぱな目安を上げるとすれば、歯に錆が浮いてしまったり、汚れがひどくなった時でしょうか。
ねこの肌へのダメージをより押さえたい方
新型のファーミネーターには歯の横にプラスチックのエッジガードが新たに取り付けられました。
旧型のファーミネーターではペットが動いてしまった時など、どうしても歯の端をペットの皮膚に強く当ててしまうことがありましたが、新型は丸みを帯びたプラスティックが歯の横についたので、少しくらい強く当てても皮膚に与えるダメージは以前よりずいぶん小さくなりました。
ですので、毛の短い猫や犬を飼っている方、皮膚が弱い猫や犬を飼っている方であれば、新型ファーミネーターに買い替える価値はあると思います。
ファーミネーターの正規品は”刻印”で見分けられます
ファーミネーターには偽物が出回っているようですので、購入の際は偽物を間違って購入しないよう、気を付けてください。
正規品と偽物を見分ける方法としては、
このように、歯には”FURmimator”の刻印と、歯が取り付けられているプラスティックには同じシリアルナンバーが刻印されていますので、ご確認ください。
おそらく、ネコ用だけでなく犬用にも同じように刻印とシリアル番号が入っているはずです。
ちなみにわたしはこのファーミネーターをAmazoneで購入しました。
もちろん、届いたものは写真の通り正規品です。
まとめ
わが家の猫たちはブラッシングが大好きです。
ファーミネーターを見せれば喜んで寄って来るので、ブラッシングには全く苦労をしません。
もちろん、ファーミネーターでブラッシングをしても痛がるようなことは無く、むしろ気持ちがいいようで、ブラッシング中はゴロゴロと鳴いています。
猫は時々毛玉を吐きますが、うちの猫たちは滅多に毛玉を吐きません。
これは恐らく、猫たちがブラッシングを嫌がらず、ファーミネーターでまめにブラッシングをしているおかげだと思っています。
新型のファーミネーターは歯の形状がバージョンアップされ、以前のモデルと比べ刃の滑りがより滑らかになり、一度で多くの毛を抜くことが出来るようになりました。
また、刃の角にエッジガードが取り付けられて肌へ与えるダメージがより軽減されました。
そして、長い間使ったファーミネーターの歯は確実に劣化しています。
もし、旧モデルを長い間使っているのであれば、より短時間で快適なブラッシングを行うため、この機会にペットたちのためにも買い替えを検討してはいかがでしょうか。
では、みなさんの参考になれば嬉しいです。