HomePod miniを購入して3か月ほどたちました。
音楽(Apple Music)を聴くのに8割、家電のコントロールに2割といった使い方です。
自宅にいるときはHomePod miniから音楽を流しっぱなし。YouTubeやAmazoneプライムビデオを見るときにHomePod miniを使ってテレビの電源を入れたりチャンネルを変えたりといった感じです。
このHomePod miniですが、実際に使ってみると4つの良かったことと2つの残念なことがありました。
良かったことは
- オーディオを引き継げる(Handoff(ハンドオフ))
- ”Hey Siri”の反応がいい
- 設定が簡単
- 聴いている曲名を調べたりライブラリへの登録が音声でできる
残念だったことは
- オーディオを引き継げないときがある
- 音質がイマイチ
では、この後詳しく解説したいと思います。
HomePod miniとは
まず最初にHomePod miniについて簡単に説明したいと思います。
HomePod miniはAppleが販売するスマートスピーカーで、Apple MusicやAmazon Musicのサブスクリプションサービスを利用して音楽を聴いたり”Siri”を使って情報の検索やスマート家電の操作が出来ます。
手のひらに載るほどのサイズ(高さ 84.3 mm 幅 97.9 mm 重量345 g)で全5色。
販売価格は11,880円(税込)となっています。
購入してよかった4つのこと
HomePod miniを購入してよかったと思うことは次の5つです。
- オーディオを引き継げる(Handoff(ハンドオフ))
- ”Hey Siri”の反応がいい
- 設定が簡単
- 聴いている曲名を調べたりライブラリへの登録が音声でできる
オーディオを引き継げる(Handoff(ハンドオフ))
HomePod miniにはHandoff(ハンドオフ)と言って、HomePod miniで聴いている音楽をiPhoneやiPadに引き継ぐ機能があります。
例えば、自宅から外出するときにHomePod miniへiPhoneを近づけると、それまでHomePod miniで聴いていた音楽をiPhoneから再生させることが出来るのです。
具体的には、AirPodを耳にはめ音楽が再生されているHomePod miniにiPhoneを近づけ、表示される”iPhoneに転送”をタップししばらくするとAirPodからそれまで聞いていた音楽が流れ始める、といった具合です。
もちろんその逆も可能で、自宅に帰ってきたらiPhoneをHomePod miniに近づけしばらくするとHomePod miniからそれまでiPhoneで聴いていた音楽が流れ始めます。
このHandoffのおかげで自宅の中と外出先で同じ音楽を引き継いで聞くことができるので、もうちょっとこの曲を聴いていたいのに!と思うことも無くなるし、同じテンションのまま外出したり自宅に帰ってくることができるのがいいな、と思っています。
”Hey Siri”の反応がいい
”Hey Siri”と呼び掛けたときの反応が非常にいいのが好印象です。
小さな声で話しかけたときもテレビの音量が大きい時でもかなりの確率で反応してくれます。
わたしはAmazon Echo(第3世代)を2年以上使っていますが、反応はHomePod miniのほうが明らかに上です。
特にテレビの音量が大きい時などの雑音が多い時はHomePod miniの方が反応がいいですね。
また、「〇〇 音楽を再生。」と話しかけたときEchoは”アレクサ”と”音楽を再生。”の間を一呼吸開けないと反応してくれないのに対しHomePod miniは”Hey Siri音楽を再生。”と続けて話しかけても反応してくれます。
気を遣わずにsiriに話しかけられる点も好印象です。
設定が簡単
設定はとにかく簡単です。
とくにAppleMusicで音楽を聴くだけであればコンセントを差し込んでから10分もあれば大丈夫でしょう。
それ以外にNature Remoのようなスマートリモコンとの連携設定がAmazon Echoと比べると非常に簡単です。
スマートスピーカーに複雑な操作をさせるのであればAmazon Echoの方が設定の幅が広いためお勧めですが、テレビの電源のON/OFFやエアコンのON/OFF程度でよければHomePod miniのほうが設定が簡単なので断然お勧めです。
聴いている曲名を調べたりライブラリへの登録が音声でできる
AppleMusicでランダムに音楽を再生していて気になった曲に
”Hey Siriこの曲はなんて曲?”
と聞くと
”〇〇さんの〇〇という曲です”と教えてくれます。
さらに、
”Hey Siriこの曲をライブラリに追加して”
と話しかけるとその曲をライブラリに追加してくれ、さらに
”Hey Siriライブラリの曲をシャッフル再生して”
と話しかけるとライブラリ内の曲をシャッフル再生してくれるのです。
iPhoneを取り出さなくてもお気に入りの曲を見つけたり登録できてしまうのは、特にPCを使っているときのように両手がふさがっているときは非常に便利です。
残念だった2つのこと
購入して残念だったなと思ったことは次の2つ。
- オーディオを引き継げないときがある
- 音質がイマイチ
オーディオを引き継げないときがある
外出先から自宅に帰りHomePod miniに聞いていた音楽を引き継ごうとしても反応してくれないときがたまにあります。
ひょっとしたらわたしの自宅のWi-Fi環境が影響しているのかもしれませんが、この時はちょっと残念!と思ってしまう瞬間です。
音質がイマイチ
純粋なスピーカーとしての音質は、以前オーディオにウン十万(ひょっとしたら7桁?)投資したわたしに言わせると、お世辞にもすごくいい!とは言えません。
低音がグッと前に来るような味付けになっているので、パッと聞いたところオッ!と思ってしまいますが、ドラムのシンバルはガシャガシャだしベースはモヤッとしてるし・・・。
ボーカルだけはまぁまぁ、といったところでしょうか。
この程度の音質のスピーカーで良ければ5,000円も出せば十分買えるでしょう。
2年以上使っているAmazon Echo(第3世代)と音質だけを比べると、Echoの方が良いかもしれません。
特に、高温から低音までのバランスと、音のち密さは全ての音域でEchoの方が上でしょう。
もっとも、じっくり聴き比べたらわかるくらいの差ではありますが。
とは言え、HomePod miniは長時間聴いていても聞き疲れするような音ではないので、家の中で音楽をながっしっぱなしにするような聴き方であれば十分満足できるでしょう。
また、コーヒーショップで流れている音楽の音質程度はありますので、HomePod miniの音質に過度な期待をしていなければ問題は無いでしょう。
HomePod miniは、あの小さな筐体でそれなりの音を奏でられることを賞賛すべきでしょう。
まとめ
HomePod miniを使ってみると4つの良かったことと残念だっだ2つのことがありました。
良かったことは
- オーディオを引き継げる(Handoff(ハンドオフ))
- ”Hey Siri”の反応がいい
- 設定が簡単
- 聴いている曲名を調べたりライブラリへの登録が音声でできる
残念だったことは
- オーディオを引き継げないときがある
- 音質がイマイチ
もし、HomePod miniとAmazon Echoで迷っているのであれば、
- iPhoneかiPadでAppleMusicを聴いているのであればHomePod mini
- スマート家電を細かく設定して操作したいのであればAmazon Echo
といった選び方で大きく失敗しないと思います。
HomePod miniは小さくておしゃれな筐体でそれなりの音質で音楽が聴けることに価値を見出すべきでしょう。
では、みなさんの参考になれば嬉しいです。