SynologyのNAS DS220jにUPS(無停電電源装置)を設置しました。
設置したのはAPC(現シュナイダーエレクトリック)のBE550M1-JP E 。
BE550M1-JP E を選んだ理由は、次の4つ。
- DS220jに完全対応
- 電源が遮断されるとDS220jは自動でシャットダウンされる
- ネット通販で簡単に手入り、購入しやすい価格である
- 交換用バッテリーが用意されている
ではこの後、BE550M1-JP E のスペックやDS220jとの接続方法、DiskStation Manager(DSM)の設定方法を解説します。
SynologyのNAS DS220j用に選んだUPSはACPのBE550M1-JP E
SynologyのNAS DS220jに設置したUPSは、APC(現シュナイダーエレクトリック)のBE550M1-JP E。
このUPSを選んだ理由は、Synologyの互換リストに載っているのが一番の決め手でした。
停電などで電源が遮断されると、DS220jは自動でシャットダウンされることも、BE550M1-JP Eを選んだ理由の一つです。また、比較的入手しやすく、値段もそこそこ。それに、バッテリーだけ交換可能な点もBE550M1-JP Eを選んだ理由になります。
BE550M1-JP Eの仕様を解説
BE550M1-JP Eの仕様は、次の通り。
- 定格電力 (W) 330 W
- 定格電力 (VA) 550 VA
- 補償期間 2年間
- コンセント数 バッテリーバックアップ+サージ保護×6個、サージ保護のみ×3個
- USB出力 1個
- 交換用バッテリーキット型番 APCRBC122j
APCのESシリーズはホームコンピューター向けのUPS
APCがリリースするPCおよび周辺機器用UPSは、次の2シリーズ。
- APC ESシリーズ(3モデル) ホームコンピューター向け
- APC RSシリーズ(6モデル) 中小規模ビジネス、家庭向け
わたしはUPSを、DS220jに使いたかったので、ホームコンピューター向けのAPC ESシリーズから選びました。
APCのESシリーズは3モデル
APC ESシリーズは、次の3モデルがリリースされています。
- BE425M-JP
- BE550M1-JP
- BE750M2-JP
それぞれのスペックは次の通り。
この3モデルの中でSynologyの互換リストに載っているのはBE550M1-JPだけ。
APC ESシリーズなのに型番には”ES”と記載さておらず、代わりに”BE”と付されています。
これは、APC ESシリーズは”Backup ESシリーズ”とも呼ばれていることにありそうです。
”Backup ESシリーズ”の”B”と”E”をとって”BE”となったのではないかと、わたしは想像しています。
なお、APC ESシリーズの交換用バッテリーは、次の通りです。
- BE550M1-JP:APCRBC112j
- BE750M2-JP:RBC17j
APCのESシリーズで末尾に”E”が付くモデルはeコマースモデル
今回わたしが購入したAPCのNAS BE550M1-JP E で、末尾に”E”が付くモデルです。
末尾に”E”が付くモデルは、BE550M1-JP のeコマースモデル(ネット通販モデル)です。
違いは、通常モデルの保証期間が3年に対し、eコマースモデルは2年になるだけで、仕様(中身)は全く同じです
なお、末尾に”E”が付くeコマースモデルは保証期間が短い分、お得に買うことができます。
DS220jにACPのBE550M1-JP Eを設置する方法を解説
では、DS220jにACPのBE550M1-JP Eを設置する方法を解説を解説しましょう。
まずは、BE550M1-JP E をひっくり返し、
バッテリーの蓋を外し
バッテリーを引き出すと、+(プラス)線がバッテリーから外れていますので、
+(プラス)線を接続し、バッテリーを元の位置に納めます。
BE550M1-JP E のプラグをコンセントに刺し、24時間ほどバッテリーを充電します。
充電が終わったら、DS220jをシャットダウンします。
シャットダウンの方法は、本体の電源スイッチをアラーム音が鳴るまで長押しするか
DiskStation Manager(DSM) のデスクトップからシャットダウンできます。
BE550M1-JP E 付属の専用ケーブルを
BE550M1-JP E と
DS220jのUSBに接続し(どちらでも可)、DS220jのプラグをBE550M1-JP E に刺します。
続けて、DSMの設定です。
DSMの「ハードウェアと電源」をタップします。
タブ「UPS」内の「UPSサポートの利用」にチェックを入れ、UPSタイプは「USB UPS」を選択します。また、お好みでSynology NASがスタンバイモードに春までの時間を設定してください。
以上で、設定は全て終了です。
念の為、デバイス情報でBE550M1-JP E が認識されているかを確認してください。
まとめ:SynologyのNAS DS220jにUPS(無停電電源装置)を設置する
UPSは、突然の停電からSynologyのNAS DS220jのデータを守ってくれます。
雷による停電や、電気を使いすぎてブレーカーが落ちてしまった時、大切なデータを守るためにもBE550M1-JP E を導入してみてはいかがでしょうか。
なお、BE550M1-JP Eの交換用バッテリーは APCRBC112j (BR400G-JP/BR550G-JP/BE550G-JP/BR400S-JP/BR550S-JP/BE550M1-JPに対応)です。
では、みなさんの参考になれば嬉しいです。