ツーリング中の動画をInsta360のX2で撮影するためにバイクにInsta360のバイクアクセサリーバンドルを取り付けようとしたところ、取り付け用のハンドルをいくら回しても締る気配がありませんでした。
おかしいなと思ってInsta360のバイクアクセサリーバンドルを分解してみたところ、ネジ山が壊れていました。
ネジ山が壊れたおかげで、取り付け用のハンドルを回しても締め付けることができない
どうやらこのネジ、もともとネジロック剤によりネジが簡単に緩まないようになっていたようですが、わたしが購入したバイクアクセサリーバンドルはネジロック剤の塗布不良だったようで、それが原因でネジ緩んでしまったようです。
そのためバイクアクセサリーバンドルはネジ山を壊さないように、ネジが緩んでいないかを定期的にチェックする必要があります。
ではこの後、どのネジの緩みをチェックスするのか、また、緩みを発見したときはどうすれば良いか。また、不幸にもネジ山が壊れてしまったときはどうやって修理をするのが良いのかについて解説します。
バイクアクセサリーバンドルのここをチェック
Insta360のバイクアクセサリーバンドルは、このネジがちゃんと締まっているか定期的に確認してください。
このチェックを怠ると、このようにネジが壊れてしまいます。
ちょっとわかりにくいですが、ネジ山がナメってネジ山が完全に無くなっています。
ネジ山がナメってしまうと、いくらハンドルを回してもネジが閉まらなくなってしまいます。
つまり、バイクに取り付けることができなくなってしまうのです。
ネジが壊れる前に対策する
このネジが壊れてしまう原因は、ネジロック剤の塗布不良かネジロック剤が剥がれてしまったことにあります。
バイクアクセサリーバンドルは最初からネジロック剤が塗布され、簡単にはネジが緩まないようになっています。
わたしが購入したバイクアクセサリーバンドルはネジロック剤の塗布不良だったようで、それが原因でネジが徐々に緩み、ネジが緩んだ状態でハンドルの締付け、緩めを繰り返したためネジ山に負担がかかり、最終的に壊れてしまったのです。
ですので、ネジが緩んでいるのを発見した時は、ネジロック剤を塗布してネジの緩みを防止してください。
バイクアクセサリーバンドルのネジのゆるみ止めに使うネジロック剤は中強度で十分でしょう。
3Mのネジロック剤であれば中強度/中粘度のTL42Jになります。
もし永久的に固定をしたいのであれば高強度(永久固定)/低粘度のTL71Jを使ってください。
ネジが壊れたときの直し方
ネジが壊れてしまった場合、修理することは非常に困難です。
もし修理をするのであれば、リコイル社のリコイルインサートを利用するのが最も現実的でしょう。
リコイルインサートは壊れてしまったネジ山を修理する補修材で、断面が菱形の高品質ステンレスワイヤーをスプリング状に巻いて造られています。
インサートは相手母材のタップ孔よりひと回り大きく造られていて、軽く絞り込まれながら装着されます。装着後はバネ作用がはたらき永久的に抜けません。
リコイルインサートを使ってネジ山を修理すのならリコイルキットがいいでしょう。
リコイルキットには
- 下穴用ドリル
- マグネット付折取工具
- リコイルタップ
- 挿入工具
- リコイル
がセットになっていて、このセット一つでネジ山の修理ができます。
ちなみにバイクアクセサリーバンドルの修理に使うリコイルキットは品番:35058が適合します。(バイクアクセサリーバンドルのネジはM5 ピッチ0.8)
まとめ
Insta360のX2やX3、ONE X、ONE R2をバイクに取り付けるにはバイクアクセサリーバンドルがとても便利です。
でも、取り付けようハンドのネジが緩んでいると、ネジ山が壊れてしまいます。
ネジが緩んでいないか、定期的にチェックをして下さし。
もし、ネジが緩んでいたら、ネジ山を壊す前にネジロック剤を使ってネジが緩まないようにしましょう。
ネジロック剤は中強度の物で十分です。
3Mのネジロック剤であれば中強度/中粘度のTL42Jでいいでしょう。
もし、ネジを永久的に固定したいのであれば高強度(永久固定)/低粘度のTL71Jを使ってください。
万が一、ネジ山が壊れてしまったときは、修理するのは非常に難しいでしょう。
それでも修理にチャレンジするのなら、リコイル社のリコイルインサートを利用するのが最も現実的でしょう。
バイクアクセサリーバンドルの修理に使うリコイルキットは品番:35058が適合します。(バイクアクセサリーバンドルのネジはM5 ピッチ0.8)
リコイルを使ってネジ山を修理すれば、元のネジ山より強度が上がるのでネジ山が再び壊れてしまう確率はぐっと下がるでしょう。
では、皆さんの参考になれば嬉しいです。