約4年間、一時も休まず稼働していたSynology DS220jの冷却ファンが壊れてしまいました。
Synologyでは交換用の純正ファンを用意していますが、耐久性がいまいちだったためオウルテックの9cmファンSF9-S4をチョイス。
交換後もDS220jからエラー無く、快調に動いています。
ではこの後、Synology DS220jの冷却ファンを交換する方法をお伝えします。
また、純正ファンのスペックとオウルテックSF9-S4をチョイスした理由をお伝えしますので、気になった方は続きをチェックしてください。
Synology DS220jの冷却ファンが約4年で壊れた
約4年間、一時も休まず稼働していたSynology DS220jの冷却ファンが壊れてしまいました。

メッセージにある通り、システムを再起動するとファンが回転し始めましたが、数日後には再び停止。
純正ファンのデータシートを確認してみると、寿命は40℃ 50000hとあったので、寿命までもう少しありそうなのですが・・・。
運が悪かったと諦めるしかありませんね。
Synology DS220jの純正冷却ファン以外にオウルテック SF9-S4とSF9-S1
Synology DS220jの純正冷却ファンは「FD129225LL-N」

サイズは92(W) × 92(H) × 25(D)mm。3pinコネクタで、パルスセンサー付き。
いわゆる、一般的な9cmのケースファンです。
純正ファンを買っても良かったのですが、もう少し寿命が長ければ・・・、と探していたときに見つけたのが、PCパーツに詳しくないわたしでも知っているオウルテックのケースファン。
オウルテックの9cmケースファンには、静音タイプの【SF9-S4】と超静音タイプの【SF9-S1】の2モデルが存在します。
スペックを比較するためにオウルテックのSF9-S4とSF9-S1、そして純正のFD129225LL-Nを一覧表にまとめたので、ご覧ください。
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モデル名 | SF9-S4 | SF9-S1 | FD129225LL-N |
タイプ | 静音タイプ | 超静音タイプ | 純正 |
回転数 | 1750rpm | 800rpm | 1900rpm |
音圧レベル | 17dB | 5dB | 23dB |
最大風量 | 0.83m3/min29.3CFM | 0.38m3/min13.4CFM | 1.028m3/min36.3CFM |
最大静圧 | 1.34mmH2O | 0.28mmH2O | 1.50mmH2O |
期待寿命 | 60℃ 40000h 40℃ 66000h | 60℃ 40000h 40℃ 66000h | 40℃ 50000h |
サイズ(mm) | 92(W) × 92(H) × 25(D) | 92(W) × 92(H) × 25(D) | 92(W) × 92(H) × 25(D) |
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わたしが選んだのは静音タイプの【SF9-S4】。

理由は、上の表でも分かる通り、純正ファンのスペックに近かったから。
それに、超静音タイプの【SF9-S1】では最大風量と最大静圧が少なすぎ、発熱によりHDDの寿命が短くなるのでは?と考えたからです。
Synology DS220j 冷却ファンの交換方法(DS223jも同じ?)
それではSynology DS220j 冷却ファンの交換方法を解説しましょう。作業時間は10分もあれば十分でしょう。
また、おそらくDS223jも同じだと思われますので、参考にしてください。
まずは、本体裏にあるカバー固定用のネジ2本を外し、カバーを外します。

次は、冷却ファンのコネクタとケーブルを止めているテープを外します。コネクタにはロック用の爪がないので、まっすぐに引っ張れば外れます。

続けて、基盤を固定しているネジ4本を外します。この際、ハードディスクを外す必要はありません。

基盤とケースを繋ぐケーブルを外します。このコネクタも爪は無いので、まっすぐに引っ張れば外れます。

ファンを固定しているゴムリング4個を外しましょう。


ファンガードを外したあとにファンを上に引き上げれば、ファンを取り出すことができます。その際、ゴムブッシュをなくさないように気をつけましょう。

新しいファンの取り付けは、ブッシュをあらかじめ取り付けておくと作業効率が良さそうです。

また、基盤にケースを取り付ける際は、ケースの爪を基盤に確実に引っ掛けましょう。

SF9-S4のケーブルは長いので、次の写真のようにナイロンバンドで束ねておきました。

まとめ:Synology DS220jの冷却ファンを交換する方法〜純正からオウルテックのSF9-S4に交換〜
約4年間、一時も休まず稼働していたSynology DS220jの冷却ファンが壊れてしまいました。
Synologyでは交換用のファンを用意していますが、純正ファンの耐久性がいまいちだったためオウルテックのSF9-S4に交換しました。
オウルテックのSF9-S4に交換に交換した後もDS220jからエラーエラー無く、快調に動いています。
SynologyのNASの冷却ファンが壊れたとき、社外のファンに交換するのもアリですね。
では、みなさんの参考になればうれしいです。