スマートロックは電子的な方法でドアを開閉する装置。従来の物理的な鍵を使わずに、より便利でセキュアな方法でドアを開け閉めすることができます。
しかし、しばし問題になるのが「締め出し」。
締め出される原因は主に次の2つ。
- スマホを忘れる・スマホの電池切れ
- スマートロックの故障・電池切れ
では、締め出されないための対策は何かあるのでしょうか?
それには次の2つが挙げられます。
- オートロック(ハンズフリーロック)を使わない
- 物理的な鍵と併用する
この後、締め出しの原因とその対策を詳しく解説します。
スマートロックを使ってみたいけど締め出しが怖くて迷ってる。そんな方は続きをぜひご覧ください。
また、わたしが使っているSwitchBotのロックProを次の記事でレビューしています。どのスマートロックにしようか迷っている方はぜひ参考にしてください。
スマートロックで締め出される2つの原因
スマートロックの最大のデメリットとして話題に上がるのが「締め出し」でしょう。
ではこの「締め出し」。何が原因なのでしょうか?
それは、多くの場合で次の2つが原因となっています。
- スマホを忘れる・スマホの電池切れ
- スマートロックの故障・電池切れ
スマホを忘れる・スマホの電池切れ
スマートロックで締め出される原因の多くはスマホを持たずに外出してしまうこと。
特に、スマートロックを使い始めたばかりの頃はスマホが「鍵」であることを忘れがちです。そのため、ゴミ出しや車に置き忘れた荷物を取りに行ったりと、普段はスマホを持って外出しないシュツエーションで締め出されてしまうことが多いのです。
もちろん、スマホを持って外出していたとしてもバッテリーが切れてしまってはスマートロックを動かすことができません、バッテリー切れも締め出される原因となってしまいます。
スマートロックの故障・電池切れ
近年のスマートロックは品質が高く、故障することも滅多にないでしょう。しかし、いくら品質が高くなっても、故障する確率が0%になることはありません。
また、スマートロックの多くは両面テープを使って取り付けますが、両面テープの粘着力は徐々に弱くなります。粘着力が弱くなってスマートロックの重さに耐えられなくなると、スマートロックはドアから外れてしまいます。
つまり、故障や両面テープの剥がれが原因で締め出されてしまうことがあるのです。
そして、電池切れも締め出される原因となります。
多くのスマートロックは電池の残量が少なくなるとスマホに通知されます。
通知を無視しての電池切れもありますが、気をつけるのは寒い時期。寒くなると電池の減りは早くなります。そのため、特に寒い時期は早めに電池を交換しないと締め出の原因となってしまうのです。
締め出しに合わないための2つの対策
先ほどスマートロックで締め出される原因を2つお伝えしました。では、どうすれば締め出されずに済むのでしょうは?
それは、次の2つの対策を行うことです。
- オートロック(ハンズフリーロック)を使わない
- 物理的な鍵と併用する
オートロック(ハンズフリーロック)を使わない
締め出されないための一番簡単な対策は、オートロック(ハンズフリーロック)を使わないこと。オートロック(ハンズフリーロック)とは、ドアが閉まると自動で施錠される機能です。
先ほど、スマートロックで締め出される原因の1つはスマホを持たずに外出してしまうこと、とお伝えしました。
つまり、オートロックさえしなければ、スマホを忘れても締め出されることはないのです。
ドアの外にオプションの指紋認証パッドを取り付けると、ボタンひとつでドアロックが可能になるスマートロックもあります。
指紋認証パッドのデメリットは次の2つ。
- 追加費用がかかる
- オートロックに比べ、ボタンを押す一手間が必要
その代わりにスマホを忘れて解錠できなくても、指紋認証や暗証番号、NFCカードで解錠できるといったメリットもあります。
とは言え、オートロックはとても便利な機能です。鍵のかけ忘れを防げるのでセキュリティが高くなることは間違いありません。
では、オートロックを使う場合の締め出し対策はあるのでしょうか?
わたしはオートロックを使っていますが、次の2つの締め出し対策をしています。
- ドアが閉まっても一定時間はオートロックしない設定にする
- 一時的な外出はオートロックを一時解除する
ドアが閉まっても一定時間はオートロックしない設定にする
スマホを持っていないことに気がつくのはドアを閉めた直後。ほとんどの場合でドアが閉まった瞬間にスマホを持っていないことに気がつくのです。
スマホを忘れたことに気がつくのがドアを閉めた直後であることに注目するのなら、一定時間が経過するまでオートロックしない設定しておけば、締め出される可能性は低くなるのです。
Qrio Lock(キュリオ ロック)はオートロックされるまでの時間設定には対応していません。
なお、オートロックの動作タイミングは以下のような動作となっています。
- ドアを閉めた場合、ドアが閉まったことをQrio Lockが感知後すぐに施錠
- ドアが閉まっており、解錠状態が継続された場合、約10秒後に施錠
- ドアが開いており、解錠状態が継続された場合、約254秒後に施錠
- ハンズフリー解錠後ドアが閉まった状態が継続された場合、約254秒後に施錠
わたしが使っているSwitchBotのロックProはオートロックされるまでの時間を1秒から60分の間で設定可能です。
一時的な外出はオートロックを一時解除する
一時的な外出はオートロックを一時解除することで締め出しを防ぐことができます。
ただしこの方法は、スマホを持っていないことを認識していなければ有効な方法とはいえません。
とは言え、一時的なオートロックの解除はゴミ出しや車に忘れた荷物を取りに行くなど、ほんの少しの外出にはとても便利な機能です。
Qrio Lock(キュリオ ロック)のオートロック一時解除の方法は次のとおり。
ドアが閉まっている状態でロックのつまみを手動で「解錠」→「施錠」→「解錠」の順で回すと、ロックの緑色のLEDが点灯、ブザーが鳴り一時解除されます。
わたしが使っているSwitchBotのロックProはクイックキーを2秒長押しすると青色のランプが数秒点灯しオートロックが一時解除。とても簡単です。
物理的な鍵と併用する
締め出されないための最も確実な対策は、今まで使っていた物理的な鍵を持ち歩くことです。
今まで持っていた鍵さへ持っていれば、スマホを忘れても、スマホの電池が切れても、スマートロックが壊れても、スマートロックの電池が切れてもドアを開けることができるのです。
結局のところ、締め出しに合わないための確実な対策は、物理的な鍵を持ち歩く他ないのです。
スマホを忘れても、スマホの電池が切れた対策に限っていえば、指紋や暗証番号、NFCカードで解錠できるアイテムが締め出し対策としておすすめ。
QrioのQrio Padは暗証番号とNFCカードで解錠可能。
SESAME(セサミ)のSESAMEタッチProは指紋認証、暗証番号、NFCカードで解錠可能。
SwitchBotの指紋認証パッドは指紋認証、暗証番号、NFCカードで解錠可能。
ただし、これらのアイテムの電池が切れてしまった場合は物理的な鍵が必要となります。
まとめ:スマートロックで締め出しに合わないための2つの対策
スマートロックは電子的な方法でドアを開閉する装置。従来の物理的な鍵を使わずに、より便利でセキュアな方法でドアを開け閉めすることができます。
しかし、しばし問題になるのが「締め出し」。
締め出される原因は主に次の2つ。
- スマホを忘れる・スマホの電池切れ
- スマートロックの故障・電池切れ
では、締め出されないための対策は何かあるのでしょうか?
対策としては次の2つが挙げられます。
- オートロック(ハンズフリーロック)を使わない
- 物理的な鍵と併用する
また、わたしが使っているSwitchBotのロックProを次の記事でレビューしています。どのスマートロックにしようか迷っている方はぜひ参考にしてください。
では、みなさんの参考になれば嬉しいです。