先日、財布を新調ました!のブログを書きましたが、それに関連してわたしが使っている財布はもちろん、バイク用のレザージャケット、レザーパンツの日常的な手入れ方法について書きたいと思います。
あくまで日常的な、ですので、頑固な汚れの落とし方、なんてのは知識も技術もないので今回はご了承ください。
革製品の日常の手入れに使っている道具
まず、わたしが使っている道具ですが
- ブラシ
- 汚れ落とし
- クリーム
この3点です。
ブラシはシューケア用品の総合メーカーであるコロンブスのジャーマンブラシ2。
靴用の汚れ落としブラシで、もちろん靴と兼用しています(^^;)
縫い目や、シャーリングなど細かなところにに入っているホコリを出すために使っていますが、正直、毎回は使っていません。気合を入れて、今日は徹底的にきれいにするぞ!ってときくらいです(^^;)
ですので、わざわざ専用のブラシを買う必要はなく、歯ブラシで十分代用できます。ただし、柔らかい歯ブラシにしてください。傷防止のために。
クリームはコロンブスのレザリアンローションです。
こちらもほとんど使っていません。汚れがひどい部分、ほんの一部をきれいにするときに使うだけです。
通常は、固く絞った濡れ雑巾で拭くだけです。全体的に汚れてしまったら素直にプロにお任せします。
なお、レザリアンローションに限らずクリーナーを使うときは必ず最初に裏側やポケットの内側の目立たないところでテストをしてください。シミになったり色落ちしたりする場合がありますので。
そしてクリームですが、ラナパーを使っています。
世の中にはいろんなクリームが出回っていて、それぞれ特徴がありますが、ラナパーはここ3年くらい使っていますが今のところトラブルも出ていないので、もっとよさそうな製品が見つかるまでは使い続ける予定です。
それに、HYODでもラナパーをお勧めしていますしね。
日常の手入れは
わたしの場合、日常の手入れは
- 固く絞った濡れ雑巾で汚れを落とす
- ラナパーを塗ってトリートメント
の2つだけです。
気合が入っているときだけ①の前にブラシで汚れを落とす、が入りますが。
それ以上のこと、ひどい汚れや全体的に汚れが目立ってきたり、革が痛んだりしてしまったりなどはプロにお任せします。
だって、革製品の手入れは所詮素人。それなりに技術を身に着けようとすると時間もお金もかかるし。それに、失敗してお気に入りのジャケット、パンツを台無しにしてしまったら悲しいですからね。
それなら、素直にプロにお任せした方が、結果、時間も短く費用も安くすむのでは?と思っているからです。
まぁ、そのあたりの考え方は人それぞれですけどね(*^^*)
ラナパーの使い方
ラナパーに限らず、クリームはとにかく薄く塗ることです。
どのくらい薄くかというと、スポンジにラナパーをつけるときは、ラナパーの表面を軽く3回、ポンポンポンと叩くくらい。あくまで軽くです。
すくいとるくらいスポンジに付けたのでは、とんでもなく付けすぎです。
クリームの表面を撫でるくらいでも付けすぎです。
軽く3回、ポンポンポンと叩くくらいで十分です。
そしてさらにそのラナパーが付いたスポンジで手の甲にポンポン、と2回くらい叩いてください。
スポンジについている余分なラナパーをさらに落とすことと、手の熱でラナパーを柔らかくすることが目的です。
そして、そのスポンジにつけたラナパーは、ジャケットであれば袖の半分、前身ごろと後ろ見ごろであれば約半分くらいが塗る量の目安となります。
方側の袖を塗るのに3回も4回もラナパーを付け直すようでは塗りすぎです。
塗った後、手で触って、濡れてる?と思うくらいで十分です。
ハンドクリームを塗った直後の手で触ればまったく気が付かないくらい、光を当ててみたときに塗ったところがほんの少しツヤが出ているくらいが目安です。
注意点など
日常の手入れ、と言いながらわたしは2,3か月に1度するかしないかくらいです(^^;)
ただ、ジャケットとパンツは、汗をかいた場合などは脱いだ直後に固く絞った濡れ雑巾で襟、袖口、裾などの汚れが付きやすいところを重点的に拭いて、そのあとはハンガーにかけて乾燥させています。
また、ネットで調べているとラナパーについては悪評あるようですが、これはおそらく塗りすぎが原因なのではないかと思っています。
と、言いますのも、ラナパーの主成分は表面を覆う蜜蝋で、主な効果は表面を覆って水分や油分が抜けるのを防いだり、水をはじいたりすることに関係するからです。
表面を覆って水分や油分が抜けるのを防ぐということは、裏を返せば余分に含んでいる水分や油分が抜けにくい、ということになります。
つまり、ラナパーを塗りすぎてしまうと、汗や雨などの水分、油分が抜けにくくなる。水分、油分が抜けにくいのでカビが生えてしまう。ということではないでしょうか。
過ぎたるは猶及ばざるが如し、ってことですね。
財布、ジャケット、パンツに限らず、いろんなもののメンテナンスを楽しんでください。
メンテナンスをすることで、その子たちに愛着がわきます。
そして、その子たちも喜ぶと思います。
と、いうことで皆さんの参考になれば幸いです!