先日、ダイソーでトルクスドライバー(星形ドライバー)を購入しました。
購入した理由は、BMWのR1250GSのパニアケースを分解していた時に普段使用しないサイズのトルクスが必要になったからです。
※ご興味のある方は「転倒で壊してしまったR1250GSのパニアケースを修理する ~前編 分解編~」をご覧ください。
BMWのバイクで使用されているトルクスのサイズはT25,T30、T40,T50がほとんどで、サンデーメカニックであればこのサイズを持っていればほぼ間違いなくことが足ります。
しかし、パニアケースを分解していると普段では使用しないT20といった小さなサイズが必要になりました。
工具を買う場合、わたしは名前の知れているメーカーの製品を選ぶようにしています。
名の知れているメーカーの製品だとある程度の精度が保障されていますが、どこのメーカーが製作したのか分からないような精度の低い工具だと、使用しているときにボルトなどを破損させ、リカバリーに時間や費用を多く使ってしまうことが有るからです。
しかし今回工具を購入しても使うのはおそらく一度きり。
わたしが普段使用しているメーカーの製品を購入するには1,500円ほど必要になります。その一度きりのために1,500円は高いな、と思ってしまったのです。しかも、使う相手はプラスチックを止めているタッピングビス。
ビスを緩めるのにそれほど力は必要ないはず。そうだとすると、工具にそれほど精度が無くてもビスを緩めることが出来るのではないか?と考えたのです。
そこで、ネットで調べると、100均のダイソーでトルクスドライバー(星形ドライバー)を取り扱っていることがわかったので買ってみました。
購入したトルクスドライバーを使ってみたところ、100均の製品とは思えないほど使えるものでした。
正直、購入に迷うくらいなら買った方が良いと思える商品だったので、この後詳しくお伝えしたいと思います
ダイソーの6本差し替え式ドライバー
さっそく仕事帰りに職場の近くにあるダイソーに行ってみました。
すると、有るではないですか。6本差し替え式ドライバーが。
+とーがそれぞれ2本ずつ。
それにトルクスのT20とT15の2本を合わせて合計6本の差し替えドライバーです。
ビットが差し込まれている黒色の部品は取り外すことが出来ます。
ドライバーを使用するときは余計なものが付いていると邪魔なので、外しておいてもよいかもしれません。
ドライバーの先端部分は磁石が埋め込まれているのか、そのため、ドライバーをさかさまにしてもビットが落ちることがありません。
なかなかよく考えて作られています。
ダイソーのトルクスドライバーを使用してみて
まずは握り心地ですが、これが思いのほか太さと形がちょうどよく、程よく力を入れることが出来ます。
そして、精度ですが、税込み110円で購入した製品とは思えないほど良くできています。
実際にパニアケースに取り付けられているT20のネジを緩めてみましたが、まったく問題なく使用することが出来ました。
精度だけでいうと、わたしが普段使用しているメーカーの製品と極端に差がでるほどではないかな?と思ってしまうものでした^^;
終わりに
今回使用したビットはT20のみなので、他のビットの精度については確認していません。
ただ、雰囲気から行くとその他のビットもそれほど精度が低いようには感じません。
また、今回使用した箇所がプラスチックだったためさほど力を必要としませんでした。
これが、もっと固く締められているようなボルトを緩めたとき、どのようになるかは定かではありません。
たしかに精度はそれなりにありますが、価格は名の知れたメーカーの製品と比べると10分の1程度。
となると、強度や耐久性を求めるのは少し酷なような気がします。
とは言え、これほどの製品を税込み110円で販売していることには、正直驚きました。
ということで、皆さんの参考になれば嬉しいです。