コーヒーショップやカフェでカプチーノを注文される方も多くいらっしゃると思います。
ミルクやシロップの甘みが加わるので、コーヒーが苦手な方でも美味しく飲めるのが特徴ではないでしょうか。
それに何と言っても、見た目がおしゃれですよね。
カプチーノって?
そもそも、カプチーノってナニ?と思っていらっしゃる方もいらっしゃるかもしれませんので、少しだけ解説を。
カプチーノとは、エスプレッソにクリーム状に泡立てたミルク(フォームミルク)を加えた飲み物です。
エスプレッソは、エスプレッソマシーンと言われる専用の機械を使ってコーヒー豆に高い圧力をかけて抽出した飲み物です。
コーヒーショップに据え付けられたエスプレッソマシーンをご覧になった方もいらっしゃると思います。
では、自宅でカプチーノの飲もうと思ったらエスプレッソマシーンが必要なの?と思うかもしれませんが、実はそうではありません。
自宅でエスプレッソを入れるとしても器具は必要になりますが、コーヒーショップにあるような大掛かりなエスプレッソマシーンは必要ありません。
マキネッタ(モカエキスプレス)と呼ばれる直火式のスプレッソマシーンを使えば自宅で簡単にエスプレッソを入れることが出来ます。
このマキネッタ(モカエキスプレス)についてはこちらのブログにまとめていますので、ご興味のある方はご覧ください。
フォームミルク
フォームミルクとは、カプチーノの上に乗っているクリーム状のミルクのことです。
コーヒーショップなどではエスプレッソマシーンに備えられたスチーマーを使ってミルクに蒸気を吹き込んで作るのですが、自宅となるなかなかそうはいきません。
そこで登場となるのがクリーマーやフォーマーと呼ばれる道具です。

先に取り付けられた金属が回転することによってミルクを攪拌し、泡立てるのです。
フォームミルクの作り方
では、作り方です。
耐熱の容器にミルクを100㏄程入れます。

電子レンジに入れ、600Wで40秒加熱します。
すると、冷蔵庫から出したばかりの牛乳だと約40℃ほどに加熱されます。

クリーマーをミルクの中に入れ、スイッチをオン。

スイッチは必ずミルクの中にクリーマーを入れてからオンにしてください。
スイッチをオンにしてからクリーマーをミルクの中に入れると、ミルクが飛び散って大変なことになってしまいます。
また、写真のようにあまり大きくないマグカップ(摺り切り一杯で約290㏄)の場合だと攪拌中にミルクが飛び散ってしまうことがあります。
その場合は、泡が少し立つまではクリーマーの先をマグカップの底に軽くあて、クリーマーの回転を少し遅くしてみてください。
クリーマーの回転が遅くなるので、ミルクの飛び散りが抑えられます。
ただし、クリーマーの回転を完全に止めてしまうとクリーマーが故障してしまいますので、加減には注意してください。
しばらく攪拌するとこのようにきれいなフームミルクが出来上がります。

綺麗なフォームミルクを作るコツは、攪拌をするときにクリーマーを上下に動かして空気を取り込むようにすことです。
出来上がったフォームミルクを上でご紹介させていただいたマキネッタ(モカエキスプレス)で作った2カップ分のエスプレッソに注ぐと、エスプレッソとフォームミルクの割合がベストとなります。
また、IKEAのマグカップ(FÄRGRIK フェールグリ 摺り切り一杯で約300㏄)にピッタリ1杯分の量となります。

ちなみに、それぞれの量は以下の通りです。
- モカエキスプレス 2カップで約100㏄
- フォームミルク 100㏄で作った場合、約70㏄がミルクとして残り、残りがクリームになります
便利な道具
クリーマーを使ってフームミルクを作るとき、みなさん一度は経験してしまうのがミルクの飛び散りです。
わたしも失敗して何度ミルクを飛ばしてしまったことか。
ミルクが飛び散らないような大きな容器でフォームミルクを作ればいいのでしょうが、そうすると容器が邪魔をして思いのほか泡を立てにくくなってしまうのです。
そこで何かいいものが無いかな?と探しているときに見つけたのがこちらのクリーマーです。

HARIOのクリーマー・キュートで、クリーマーと容器が一体になった商品です。
蓋が付いているので、これならミルクが飛び散る心配がありませんね。
このクリーマーの難点を上げるとすると、一度で使うミルクが約100㏄と決まっていることです。
100㏄より少ない量であれば、ちょっと工夫するとできなくはなさそうですが、多い量は難しそうです。
しかし、上でご紹介したように1杯分のカプチーノを作るのであれば使うミルクの量は約100㏄で良いので、このHARIOのクリーマー・キュートはベストな選択になる思います。
実はわたし、このクリーマーを買うか以前悩んだのです、結局買わなかったのです。
と、言いますのが、クリーマー・キュートだと使うミルクの量が100㏄と決まってしまうので、フォームミルクをもっと少なく作りたいときや、もっと多く作りたいときには不便だと考えたのが購入に至らなかった主な理由だったのです。
しかし、フォームミルクを作っているうちに気が付いたのです。
目分量でミルクを入れてフォームミルクを作っても、使うミルクは大抵100㏄。
2カップ分のエスプレッソでカプチーノを作る場合、ミルク100㏄はわたしにとってベストなバランスである、と。
ですので、最初からクリーマー・キュート買っておけばよかったと後悔していることろです。
ちなみに、クリーマー・キュートはクリーマーを単体として使用することも出来ますので、もし、大量にフォームミルクを作ることになったとしても安心です。

終わりに
ミルクの温度によって出来上がるクリームがどのように変わるか試してみました。
ミルクの温度を50℃(600Wで50秒加熱)してフォームミルクを作ってみましたが、ミルクの温度が40℃の時とほぼ差はありませんでした。
40℃で作った時の方がクリームが若干荒いかな?といった程度で、2つを並べて比べないと違いは分からないと思います。
また、クリーマーですが、モーターのパワーと泡立てる金属部分の形状によって出来上がるクリームに差が出てきますので、購入の際はご注意ください。
では、みなさんの参考になれば嬉しいです。